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用語集
HACCP(群馬県)
HACCPとはHazard Analysis and Critical Control Pointsの英語の頭文字を取った略称で、「危害分析重要管理点」と約されています。
従来の衛生管理は、最終製品を抜き取り検査して問題ないか確認する方法が主体であり、なかには検査によらず勘や経験により対応してきたケースも少なくありません。
このHACCP方式は、工程別に「危害」を分析し、重点的に管理すべき点と、管理の基準を定め管理して行きます。そして、その管理が適正に行われているか、モニタリング、検証等を行い、その結果により必要に応じて、HACCPプランの改善等を行うものです。これらの管理作業はやるべきことを明確にするため、作業書(マニュアル)の形で文書化しておきます。また、管理の証として結果はきちんと記録しておきます。
HACCPを実践していくためには、その土台となる日常の一般的な衛生管理に関する事項(施設や器具の洗浄・消毒方法、食品の取扱い方法、使用水の管理方法、ねずみや害虫の駆除の方法等)がきちんと守られていることが大切です。
HACCPは、現在考えられている最も合理的な衛生管理手法ですが、この考えは、今では、あらゆる食品製造や家庭での食中毒予防にも取り入れてゆくことができます。
対米輸出認定市場
国産牛肉をアメリカに輸出することを目的とした、アメリカの法律で規定する厳しい衛生基準を満たした『処理方式』を用いた『と畜処理施設』を言う。国内においては、当市場のほかに九州に2ヵ所対米輸出の認定をうけている。
なお、認定後は施設並びに処理方法等について適切に維持運営されているか定期的に厚生労働省(毎月1回)、アメリカ農務省(毎年1回)の検査が行われる。

(輸出認定印) (アメリカに輸出される牛肉)

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